今週の進捗。
椅子を購入した先で、机の天板も購入していた。それに脚を作って取り付ける作業をした。カウンターの天板を譲っていただいたときにあった囲炉裏に燻されて黒くなった柱も持って帰っていた。何かに使おうと置いていたのを脚にしようと切って加工して取り付けた。天板自体が重厚なので太い脚になっても変な感じはないと思う。
ついに照明が全て設置完了した。照明器具の取り付けは資格が必要な作業なので、電気屋さんにお願いしているのだけど、器具の種類や数、設置場所などは自分で決めているので、出来上がりを見るまでは心配だった。照明を全て付けてみるとなかなかイメージ通りの良い雰囲気になったように思う。これまでは古い蛍光灯が付いていたので、これでお店らしさがグッと増した。
キッチンの壁にタイルを貼った。約5.5㎡の範囲で約800枚のタイルを一枚ずつ貼っていった。毎度毎度の事ながら、はじめの方は悪戦苦闘し、最後の方は容量を掴んで作業が早くなった。はじめは目地を入れてと思っていたのだが、難しいのでやめた。でもこれもこんなもんでいいという思いだ。
ちょうど貼り終えた翌日に、キッチンのダクトフードが届いた。手間賃を惜しんだので取り付けは自分でやるという約束だったのだが、運んでくれた工務店の方は「これは重いから二人でもムリや」と言って電気屋さんにヘルプを頼んでくださり、結局三人で取り付けた。なんか申し訳なかったが有り難かった。
月曜日に仲良くさせてもらっている種木屋さん「塩津植物研究所」を訪ねてシンボルツリーを選んだ。塩津さんと相談しながら僕のイメージに合う「松」の盆栽を選んだ。松の種類の中でもとりわけ商売する者にとって縁起が良く、手入れも少なくて済む「五葉松」を選ばせてもらった。松の葉の短さも可愛くていいと思った。剪定して形を整え、鉢も選んだ物と入れ替えしたのを金曜日に届けてくださった。さらに洗練されて、まるで正装したように男前に変わった五葉松は表の入り口に飾ることにした。そのための台を作り、この松が僕の店のシンボルツリーとしてお客様をお出迎えすることになるのだ。
土曜日に僕は自分のお店作りに多大な影響を受けたお店「リビセン」こと長野県諏訪のReBuilding Center Japanを訪ねて弾丸一人旅を決行した。リビセンの代表東野さん(アズノさん)はリビセン立ち上げの前にmedicalaという名で内装デザインと施工を手がけた個性的で面白いしかっこいいお店たちが全国に散らばっている。僕は東京のゲストハウス「Nui」でその名前を知ったのだが、このお店の内装は本当に素晴らしい。そこからいろいろと調べるうちにリビセンにたどり着き、あの古建具パッチワークの窓に度肝を抜かれたのだった。もちろんこれまでもたくさん刺激をいただいたのだが、今回の訪問でさらに刺激をいただいたし、忙しい中でスタッフの方々やアズノさん(奥さんとしかお話しできませんでしたが)とお話しできたのもとても励みになった。
何をするにしたってその原動力やエネルギーはとても重要だ。それが内から無限にふつふつと湧き続けるかというとなかなかそうはいかない。でも誰かと会ったり話したり、そうやってエネルギーが充電されることがあるのは確かだ。刺激をもらいに行くというのも大事なことだ。